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ページの最終更新日時: 2024年7月3日

企業向けイーサリアム

大企業を含むさまざまな種類のビジネスでイーサリアムを役立てることができます。

  • 信頼性を高め、ビジネス当事者間の連携コストを削減
  • ビジネスネットワークの説明責任と運用効率を向上
  • 新しいビジネスモデルと価値創造の機会を構築
  • 競争力のある将来性に優れた組織

エンタープライズ向けブロックチェーンアプリケーションは、パブリックな自由参加型のイーサリアム、またはイーサリアムテクノロジーに基づくプライベートなブロックチェーン上に構築できます。 詳細については、 プライベート型エンタープライズイーサリアムチェーンをご覧ください。

パブリックとプライベードのイーサリアムの比較

パブリック型イーサリアムメインネットは1つしかありません。 メインネット上に構築されているアプリケーションは相互運用が可能です。インターネット上で構築されたアプリケーションと同様に、分散型ブロックチェーンの可能性を最大限に活用して相互に接続することができます。

多くの企業やコンソーシアムは、特定のアプリケーション向けに、イーサリアム技術に基づくプライベートなパーミッションド・ブロックチェーンをデプロイしています。

主な相違点

  • ブロックチェーンのセキュリティ/不変性。改ざんに対するブロックチェーンの耐性は、そのコンセンサスアルゴリズムによって決定されます。 イーサリアムメインネットは、世界中の個人とマイナーによって運営される何千もの独立したノードの相互作用によって保護されています。 プライベートチェーンには、通常、1つまたは複数の組織によって制御される少数のノードがあります。それらのノードは厳重に制御できますが、ノードが数個侵害されるだけでチェーンを書き換えたり不正取引を行うことができます。
  • パフォーマンス - プライベートエンタープライズイーサリアムチェーンでは、特別なハードウェア要件と権限証明などの異なるコンセンサスアルゴリズムを備えた高性能ノードを使用する可能性があるため。 ベースレイヤー(Layer1)でより高いトランザクションスループットを達成する場合があります。 イーサリアムメインネットでは、拡張レイヤーであるレイヤー2を使用することで、高いスループットを実現できます。
  • コスト - プライベートチェーンを運営するためのコストは、チェーンを設定し、管理するための労働とそれを実行するためのサーバに主に反映されます。 イーサリアムメインネットに接続するためのコストはかかりませんが、各トランザクションにかかるガス料金はイーサで支払う必要があります。 メタトランザクションリレーヤーでは、エンドユーザーだけでなく企業もトランザクションでイーサを直接保持して使用する必要が無くなります。 ある分析(opens in a new tab)では、アプリケーションを運用するための総コストは、プライベート チェーンを実行するよりもメインネットの方が低くなる可能性があることを示しています。
  • ノードの権限 - 承認されたノードのみがプライベートチェーンに参加できます。 誰でもイーサリアムメインネット上でノードを設定できます。
  • プライバシー - プライベートチェーンに書き込まれたデータへのアクセスは、アクセス制御とプライベートトランザクションを使用したより詳細なベースで、ネットワークへのアクセスを制限することで制御できます。 メインネットレイヤー1に書き込まれたすべてのデータは誰でも閲覧可能であるため、機密情報はオフチェーンで保存、送信されるか、または暗号化される必要があります。 レイヤー1のデータを区切ったりオフにした状態に維持できるレイヤー2ソリューションに加えて、これを容易にするデザインパターンが出現しています(たとえば、 ベースライン、Nightfall)。

イーサリアムメインネット上に構築する理由

ビジネスにとって、パブリックブロックチェーンの主な利点としては、独占に抵抗できることです。 ビジネスでの取引を調整するための中立的な仲裁者としてイーサリアムメインネットを使うことで、競合他社が支配権や影響力を駆使して不利な立場に置いてくるような別の会社を信頼することを回避できます。 誰もが参加、使用、貢献できる、オープンでパーミッションレスの分散型プラットフォームにおいて、権力を利用してユーザーに対して優位に立つような中央権力は存在しません。

Hyperledger、Quorum、Cordaプロジェクトが開始された2016年頃から、企業はブロックチェーン技術の実験を行っています。 当初は、主にプライベート・パーミッションド・エンタープライズ・ブロックチェーンに重点を置いていましたが、2019年から、ビジネスアプリケーション向けのパブリックブロックチェーンとプライベートブロックチェーンという考え方に移行していきました。 EYのPaul Brodyは(プライベートに対して)パブリックブロックチェーンを構築することの利点について(opens in a new tab)話しており、パブリックブロックチェーンには、(アプリケーションに応じて)より強力なセキュリティ/不変性、 透明性、総所有コストの削減、およびメインネット上にある他のすべてのアプリケーションと相互運用する機能(ネットワーク効果)が含まれる可能性があると述べています。 企業間で共通の枠組みを共有することで、情報を交換、共有、同期できない多数の孤立した無駄なサイロ構造を回避することができます。

パブリックブロックチェーンに焦点を移しているもう一つの開発は、 レイヤー2です。 レイヤー2は主にスケーラビリティ技術のカテゴリーであり、パブリックチェーン上でハイスループットアプリケーションを実現するものですが、 レイヤー2ソリューションは、 過去にエンタープライズ向けデベロッパーがプライベートチェーンを選択するようになるきっかけとなったその他の課題に対処することもできます(opens in a new tab)

リソース

参考文献

ビジネスにおいてイーサリアムからどのようなメリットを得ているか理解するための非技術的なリソース

組織

イーサリアムを企業にとって身近な存在にするために、さまざまな組織が次のような協力的な取り組みを行っています。

  • エンタープライズ・イーサリアム・アライアンス (EEA)(opens in a new tab) EEAは、組織に対して日常業務にイーサリアムテクノロジーを導入、使用することを支援します。 組織の目標としては、専門的および商業的なサポート、提唱および研究、標準の開発およびエコシステムトラストサービスを通じてビジネスにおけるイーサリアムを促進することです。
  • グローバル・ブロックチェーン・ビジネス評議会 (GBBC)(opens in a new tab) - GBBCは、ブロックチェーン・テクノロジー・エコシステムの業界団体です。 政策立案者や規制当局との調整、イベントの開催および深い議論、研究の推進を通して、GBBCは、より安全で公平で機能的な社会を構築するためのブロックチェーンのさらなる導入に専念しています。

エンタープライズ向けデベロッパーリソースについて

プロダクトとサービス

  • 4EVERLAND(opens in a new tab) - 分散型アプリケーションをホストするためのAPI、RPCサービス、ツールを提供し、イーサリアム上で分散型ストレージを実現
  • Alchemy(opens in a new tab) - イーサリアムでアプリケーションを作成、監視するためのAPIサービスとツールを提供
  • Blast(opens in a new tab) - イーサリアムアーカイブのメインネットおよびテストネットのRPC/WSS APIを提供するAPIプラットフォーム
  • Blockapps(opens in a new tab) - STRATOプラットフォームを構成するエンタープライズイーサリアムプロトコル、ツール、APIの実装
  • Chainstack(opens in a new tab) - メインネットおよびテストネットのイーサリアムインフラストラクチャをパブリックおよび隔離されたカスタマークラウドでホスト
  • ConsenSys(opens in a new tab) - イーサリアム上で構築するためのさまざまなプロダクトとツール、ならびにコンサルティングとカスタム開発サービスを提供
  • Crossmint(opens in a new tab) - エンタープライズグレードのweb3開発プラットフォームで、スマートコントラクトのデプロイ、クレジットカードの有効化、クロスチェーン支払い、APIを使用したNFTの作成、配布、売却、保存、編集が可能です。
  • Envision Blockchain(opens in a new tab) - イーサリアムメインネットに特化したエンタープライズ向けコンサルティングおよび開発サービスを提供
  • EY OpsChain(opens in a new tab) - 信頼できるビジネスパートナーのネットワーク全体で、RFQ、コントラクト、発注書、請求書を発行することにより、調達ワークフローを提供
  • Hyperledger Besu(opens in a new tab) - Javaで書かれたApache 2.0ライセンスに基づくオープンソースのエンタープライズ向けイーサリアムクライアント
  • Infura(opens in a new tab) - イーサリアムおよびIPFSネットワークへのスケーラブルなAPIアクセス
  • Kaleido(opens in a new tab) - 簡素化されたブロックチェーンとデジタル資産アプリケーションを提供するエンタープライズ向け開発プラットフォーム
  • NodeReal(opens in a new tab) - Web3エコシステムにスケーラブルなブロックチェーンインフラストラクチャとAPIサービス プロバイダーを提供
  • Moralis(opens in a new tab) - SOC2タイプ2認証を取得したエンタープライズグレードのAPIとノード
  • Provide(opens in a new tab) - 企業向けゼロ知識ミドルウェア
  • QuickNode(opens in a new tab) - 統合されたプロダクトスイートとエンタープライズ級のソリューションを提供しながら、NFT API、トークンAPIなどの高レベルAPIを備えた信頼性の高い高速ノードを提供
  • Tenderly(opens in a new tab) - スマートコントラクトの開発、テスト、監視、運用のためのデバッグ、オブザーバビリティ、インフラストラクチャビルディングブロックを提供するWeb3開発プラットフォーム
  • Unibright(opens in a new tab) - ビジネスプロセスと統合の分野で20年以上の経験を持つブロックチェーン専門家、建築家、デベロッパー、コンサルタントのチーム
  • Zeeve(opens in a new tab) - イーサリアムに構築するための幅広いプロダクトとツール、エンタープライズWeb3アプリケーションのためのインフラストラクチャおよびAPIも提供

ツールとライブラリ

  • ベースラインプロジェクト(opens in a new tab) - ベースラインプロトコルはツールとライブラリのセットで、企業が各システムのデータを維持しつつ、プライバシーを守って複雑でマルチパーティのビジネスプロセスおよびワークフローを調整することを支援。 この標準により、ネットワークを共通の参照フレームとして使うことで、2つ以上の状態マシンがデータの一貫性とワークフローの継続性を実現し、維持することが可能
  • Chainlens(opens in a new tab) - Web3 LabsのSaaSおよびオンプレミスのブロックチェーンデータおよび分析プラットフォーム
  • アーンスト・アンド・ヤング「Nightfall」(opens in a new tab) - オプティミスティック・ロールアップを使って、ERC20、ERC721、ERC1155アプリケーションをゼロ知識で転送するためのアプリケーション
  • Truffle Suite(opens in a new tab) - ブロックチェーン開発スイート (Truffle、Ganache、Drizzle)

スケーラビリティソリューション

レイヤー2はイーサリアム(レイヤー1)上で実行される一連の技術またはシステムであり、レイヤー1のセキュリティプロパティを継承して、レイヤー1よりも優れたトランザクション処理能力(スループット)、安価なトランザクション手数料(運用コスト)、高速なトランザクション確認機能を提供します。 レイヤー2のスケーリングソリューションはレイヤー1によって保護されていますが、このソリューションにより、レイヤー1では対応できなかった多数のユーザーやアクション、データをブロックチェーンアプリケーションが処理できるようになります。 その多くは、パフォーマンスとセキュリティを最大化するために、最新の暗号技術とゼロ知識(ZK)証明の進歩を活用しています。

レイヤー2のスケーラビリティソリューションの上にアプリケーションを構築することで、 企業が過去にプライベートブロックチェーン上に構築するようになった理由でもある多数の懸念事項を解決し、(opens in a new tab)メインネット上に構築する利点を維持することができます。

イーサリアムメインネットで稼働しているエンタープライズアプリケーション

次は、ブロックチェーンベースではない従来の会社によって、あるいはそうした会社のために、パブリックなイーサリアムメインネットおよびL2上に構築されたエンタープライズアプリケーションのいくつかです。

お支払い

ファイナンス

資産トークン化

データの公証化

  • ANSA(opens in a new tab) - イタリアの通信社が、フェイクニュースと戦い、ニュースをメインネットに記録することで、読者は出所を確認することが可能
  • Breitling(opens in a new tab) - イーサリアム上で時計の出所と修理履歴を記録
  • BRØK(opens in a new tab) - ノルウェー政府が提供する、非上場企業の公開キャップテーブルプラットフォーム
  • Certifaction(opens in a new tab) - プライバシーバイデザインによる法的に有効な電子署名
  • EthSign(opens in a new tab) - イーサリアムブロックチェーン上で署名された電子ドキュメントを記録
  • Stacktical(opens in a new tab) - ネイティブのエスクロー機能を使用してサービスレベルアグリーメント(SLA)を持つソフトウェア開発、デジタル発行、デジタル署名が可能
  • Verizon(opens in a new tab) - イーサリアム上でプレスリリースを記録することで、企業の説明責任と信用を確保
  • WolfTown(opens in a new tab) - MEFとSage Managementにより、通信事業者間のサービスレベルアグリーメントのレポートを自動化

サプライチェーン

保険

アイデンティティ、証明、資格

エンターテインメント、NFT、ロイヤルティ

このリストへの追加を希望される場合は、貢献の手順を参照してください。

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