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ERC-777 トークン規格

Page last update: 2025年8月21日

警告

ERC-777は様々な形式の攻撃に対して脆弱opens in a new tabであるため、正しく実装することが困難です。代わりにERC-20の使用を推奨します。 このページは歴史的なアーカイブとして残されています。

はじめに

ERC-777は、既存のERC-20規格を改善した代替可能トークン規格です。

前提条件

このページをより良く理解するために、まずERC-20について読むことをお勧めします。

ERC-777はERC-20に対してどのような改善を提案していますか?

ERC-777はERC-20に対して以下の改善を提供します。

フック

フックは、スマートコントラクトのコードで記述された関数です。フックは、コントラクトを通じてトークンが送信または受信されるときに呼び出されます。これにより、スマートコントラクトは入出金されるトークンに反応することができます。

フックはERC-1820opens in a new tab規格を使用して登録および検出されます。

フックが優れている理由

  1. フックを使用すると、トークンをコントラクトに送信し、1回のトランザクションでコントラクトに通知することができます。一方、ERC-20opens in a new tabでは、これを実現するために二重呼び出し(approve/transferFrom)が必要です。
  2. フックを登録していないコントラクトは、ERC-777と互換性がありません。受信コントラクトがフックを登録していない場合、送信コントラクトはトランザクションを中止します。これにより、非ERC-777スマートコントラクトへの誤送信を防ぐことができます。
  3. フックはトランザクションを拒否することができます。

小数点

この規格は、ERC-20で生じたdecimalsに関する混乱も解決します。この明確化により、開発者の体験が向上します。

ERC-20との後方互換性

ERC-777コントラクトは、ERC-20コントラクトであるかのように操作することができます。

参考文献

EIP-777:トークン規格opens in a new tab

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