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イーサ技術入門

最終更新: 2025年8月7日

前提条件

このページをよりよく理解するために、まずイーサリアム入門を読むことをお勧めします。

暗号通貨とは

暗号通貨は、ブロックチェーンベースのレジャー(台帳)によって保護された交換媒体です。

交換媒体とは、商品やサービスの対価として広く受け入れられているもので、レジャーとはトランザクションを記録するデータの保管場所のことです。 ブロックチェーン技術は、信頼できる第三者にレジャーを維持してもらうことなく、ユーザーがレジャー上でトランザクションを行うことを可能にします。

最初の暗号通貨は、サトシ・ナカモトが作ったビットコインです。 2009年にビットコインがリリースされて以来、多くの異なるブロックチェーンで何千もの暗号通貨が作られました。

Etherとは

**イーサ(ETH)**は、イーサリアムネットワーク上で様々なことに使用される暗号通貨です。 基本的には、取引手数料の支払いとして唯一認められているものであり、The Merge後は、メインネットでブロックの検証や提案をするためにイーサが必要となります。 イーサはまた、DeFiレンディング市場における主要な担保形態として、NFTマーケットプレイスにおける計算単位として、サービスの実行や現実世界の商品販売によって得られる支払いとしてなど、様々な用途で使われています。

イーサリアムでは、開発者が分散型アプリケーション(dapps)を作成でき、それらはすべてコンピューティングパワーのプールを共有します。 この共有プールには限りがあるので、誰が使用するかを判断するためのメカニズムを必要とします。 メカニズムがなければ、ある分散型アプリ(Dapp)が偶発的または悪意を持って、すべてのネットワークリソースを消費してしまい、他のユーザーがアクセスできなくなる恐れがあります。

イーサ暗号通貨は、イーサリアムのコンピューティング能力の価格設定メカニズムに対応しています。 トランザクションを行うには、ブロックチェーン上でトランザクションを認識してもらうためにイーサを支払う必要があります。 これらの利用コストはガス手数料として知られており、ガス手数料は、取引の実行に必要なコンピューティングパワーの量と、その時点でのネットワーク全体のコンピューティングパワーの需要に応じて決まります。

そのため、悪意のある分散型アプリ(Dapp)が無限ループを送信したとしても、最終的には保有しているイーサを使い果たしてトランザクションが終了し、ネットワークが正常に戻ることになります。

イーサリアムとイーサは混同されがちです (opens in a new tab)。人々が「イーサリアムの価格」に言及するとき、それはイーサの価格を表しています。

イーサのミンティング

ミント(鋳造)とは、イーサリアムのレジャー(台帳)に新しいイーサが作成されるプロセスのことを指します。 イーサリアムの基礎となるプロトコルが新しいイーサを作り出すのであって、ユーザーがイーサを作り出すことはできません。

イーサは提案された各ブロックの報酬と、コンセンサスに関連するその他のバリデータの活動に対して、エポックチェックポイントごとにミントされます。 発行される総額は、バリデータの数と、バリデータがステーキングしたイーサ量に依存します。 すべてのバリデータが誠実でオンラインであるという理想的な場合では、発行された総額はバリデータ間で均等に分配されるようになっていますが、実際はバリデータのパフォーマンスに応じて変動します。 発行総額の約1/8はブロック提案者に、残りは他のバリデータに分配されます。 また、ブロック提案者はトランザクションフィーやMEV関連の収入からチップを獲得しますが、これらは新規発行ではなく、リサイクルされたイーサから支払われます。

イーサの焼却

イーサは、ブロック報酬によって作成することも、「焼却(バーン)」と呼ばれるプロセスによって破壊することもできます。 イーサが焼却されると、永久に流通できなくなります。

イーサリアムの全トランザクションで、イーサの焼却が発生します。 ユーザーがトランザクションフィー(手数料)を支払うと、トランザクションの需要に応じてネットワークにより設定されたベースガスフィー(基本ガス手数料)が破棄されます。 これは可変ブロックサイズと最大ガスフィーと相まって、イーサリアムでのトランザクションフィーの見積もりを簡素化します。 ネットワークの需要が高い場合、ブロック (opens in a new tab)はミンティングするよりも多くのイーサを焼却することができ、イーサの発行を効果的に相殺します。

ベースフィーを焼却することで、ブロック生産者が取引を操作する能力が妨げられます。 例えば、ブロック生成者がベースフィーを受け取った場合、自分自身のトランザクションを無料にするために、生成するブロックに自分のトランザクションを追加したり、他の人のベースフィーを上げることができます。 あるいは、オフチェーンで一部のユーザーにベースフィーを返金することもでき、これによりより不透明で複雑なトランザクション手数料市場が生まれる可能性があります。

イーサの単位

イーサリアムのトランザクションの多くは、小さな金額で行われるため、イーサには、より小さな会計単位として参照できる通貨単位が設定されています。 これらの通貨単位で、特に重要なのがweiとgweiです。

Weiはイーサの最小単位であり、その結果、イーサリアム・イエローペーパー (opens in a new tab)のような多くの技術的実装では、すべての計算がWeiを基準に行われます。

gweiはgiga-weiの略で、イーサリアムのガス代を記述するためによく使用されます。

通貨単位イーサ使用例
wei10-18技術的な実装
gwei10-9ギガ表記により読みやすく表示したガス代

イーサの送金

イーサリアムの各取引にはvalueフィールドが含まれており、送信者のアドレスから受信者のアドレスに送金されるイーサの量をwei建てで指定します。

受信者のアドレスがスマートコントラクトである場合、送金されたこのイーサは、スマートコントラクトがコードを実行する際のガス代の支払いに使用されることがあります。

取引の詳細

イーサの照会

ユーザーは、アカウントbalanceフィールドを調べることで、任意のアカウントのイーサ残高を照会できます。このフィールドは、wei建てのイーサ保有量を示します。

Etherscan (opens in a new tab)Blockscout (opens in a new tab)は、ウェブベースのアプリケーションを介してアドレスの残高を調べるための人気のツールです。 例えば、このBlockscoutページ (opens in a new tab)には、イーサリアム・ファウンデーションの残高が表示されています。 アカウント残高は、ウォレットやノードにリクエストすることで確認できます。

参考リンク

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